稀勢の里「万全の状態で出られるように調整」春場所出場には慎重な姿勢

スポーツ報知
豆まきに参加したと稀勢の里(左)と白鵬

 大相撲初場所の途中休場で5場所連続となった横綱・稀勢の里(31)=田子ノ浦=が3日、千葉・成田市の成田山新勝寺で節分会に参加。休場後初めて公の場に姿を見せ、「少しずつ稽古場に行っているし、万全の状態で出られるように調整しています」と現状を明かした。

 その上で、「2か月に1回の体になっている。しっかり治して稽古する。休むところは休む。精神的なものもある。冷静な気持ちで判断したい」と春場所の出場については慎重な姿勢を示した。初場所を休場した原因については、「筋肉の伸縮ができなくなり、腕に力が入らなくなったので休ませてもらった」と古傷でもある左上腕の負傷であることを明かした。

 先月24日に東京・江戸川区の部屋で稽古を再開した際には、「次は覚悟を決めてと思っている。(横綱に)上がった時から(不振が続けば)常にそういう思いでやってきた」と次に出場する場所では進退を懸けることを明言していた。

 この日は恒例の豆まきに参加し、「毎年呼んで頂いてありがたく思います。(新横綱になって)こういう形で帰ってくるとは思わなかった。また去年のような声援を頂けるように頑張りたい」と負傷続きの現状を打破することを誓った。4日には元関脇・朝赤龍の錦島親方の引退相撲で土俵入りだけ行う予定。

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