栃ノ心、稽古再開 大関へ「三役で勝ち越す」

スポーツ報知

 大相撲初場所で6年ぶりの平幕優勝を成し遂げた栃ノ心(30)=春日野=が5日、東京・墨田区の部屋で春場所(3月11日初日・エディオンアリーナ大阪)に向けた稽古を再開した。10場所ぶりの関脇復帰が濃厚で、初場所の勢いを持続すれば大関候補としても期待が膨らみ「まず、三役で勝ち越したい」と力強く意気込んだ。

 過去三役を9場所務め、勝ち越したのは東小結で10勝を挙げた2015年秋場所だけ。「何が起こるか分からない。たまたま優勝したと言われないようにしないといけない」。稽古は、四股やてっぽうの基本運動に、ぶつかり稽古で胸を出す軽めの内容だった。

 ジョージア出身力士として初制覇の快挙に祝福の連絡が殺到し、多忙だったという。3日に訪問した節分の豆まきの会場では約200人の赤ちゃんの抱っこを求められたという。「いいトレーニングになったよ」と冗談交じりに話す場面もあった。

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