稀勢の里、休場後初稽古「焦らずしっかりと」

スポーツ報知
弟弟子の稽古を見守る稀勢の里

 大相撲で5場所連続休場中の横綱・稀勢の里(31)=田子ノ浦=が6日、東京・江戸川区の部屋で稽古を再開した。すり足や負傷した左大胸筋付近のストレッチなど約1時間、基本動作を入念に確認。春場所(3月11日初日・エディオンアリーナ大阪)を含めた復帰時期は未定も「順調な稽古? そうですね。今は焦らずにしっかりとやるしかない」と短い言葉に力を込めた。

 新横綱に昇進した1年前以上に稽古に没頭する。昨年同時期はNFLのスーパーボウルをテレビ観戦した話題で盛り上がり、刺激を受けたことを明かしていたが今年は一転。初場所を途中休場した綱の重責からか「見ていません」と角界随一のアメフト通は首を横に振った。既に次回出場時には「覚悟を決めて」と自身の進退を懸ける意向を示しているだけに、じっくり完全復活への道を模索していく。

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