貴乃花親方、元日馬富士暴行問題中の沈黙理由明かす

スポーツ報知
貴乃花親方

 大相撲の貴乃花親方(45)が7日、テレビ朝日系「独占緊急特報!!貴乃花親方すべてを語る」(後7時)で、元横綱・日馬富士関(33)に暴行を受けた弟子の十両・貴ノ岩(27)の対応で“沈黙”を続けた理由を明かした。

 インタビューは映画監督の山本晋也氏(78)が質問する形で行われた。

 貴乃花親方は、暴行問題の被害者となった弟子について「深い傷である。血がにじんでいる。稽古場で負った傷ではないことはあきらかだった」と当時の状況を説明。貴ノ岩から「酔って転んでケガをしたので10針縫いました」との報告に“違和感”を覚え、原因を話さない弟子について「師匠としての出番が来てしまったな」と決意。「言えないのであれば警察に行く」と2人で鳥取県警に向かったという。

 別室で取り調べを受けていた弟子。貴乃花親方は「心のどこかでは、事件性のものでないことをと願っていた」と心境を明かしたが、警察から「親方、これは事が事のようです」との報告を受け「被害届を提出することになった」と経緯を明かした。

 暴行問題の解決に対して協会に非協力的だったことなどから史上初の理事解任、2階級降格で役員待遇委員に降格する処分を受けた貴乃花親方。「警察にお願いした以上、捜査が終わるまで、最後の最後の終わるまで語ってはならないと思います。国家・警察の方に対しての冒とくになってしまう。私と貴ノ岩は沈黙することを2人で話していた」と明かした。

 一方で、報道は過熱し「本人が治療に専念している中で、あまりにもかわいそう。とにかく気持ちを補佐してあげること。これが親が今、出来ることやるべきことかな」と親心を語った。

 山本氏は、貴乃花親方の対応について「親方と弟子という関係。それ以上に親が子を思うということに感心させられました」とインタビューを振り返った。

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