宇良、握力回復で春場所に意欲…番付は幕下陥落決定的

スポーツ報知

 全力士を対象に行われている日本相撲協会の健康診断が7日、最終日を迎え、人気者の東十両11枚目・宇良(25)=木瀬=らが受診。3場所連続の休場で春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)での幕下陥落が決定的だが、「なんとか間に合わせたい気持ちでやっています」と出場に意欲を見せた。右膝前十字靱帯(じんたい)損傷と左膝半月板損傷で手術を受け、松葉づえを使わずに歩けるようになったのは初場所後だ。

 リハビリ中の心の支えになったのが左の握力だ。昨年9月に左手甲も手術。「その時の握力は35キロしかなかった。もう戻らないと思いました。全盛期は50~60キロ。それが今日は70キロ。膝も鍛え直せば(左手のように)取り戻せるんだ、前よりも強くなれるんだと思いました」と、笑顔を見せた。

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