水戸龍、十両昇進「うれしい気持ちでいっぱい」

スポーツ報知
5本の化粧まわしを披露する水戸龍

 新十両の大相撲初場所で8勝7敗と勝ち越した水戸龍(23)=錦戸=の十両昇進パーティーが11日、部屋創設15周年記念を兼ねて都内のホテルで行われた。

 元学生横綱で、モンゴル出身では初めて名門・日大相撲部の主将を務めたホープの祝いの席には約650人が足を運んだ。日大の田中英寿理事長や同じ高砂一門の八角理事長(元横綱・北勝海)らが出席。自らにかけられた期待を感じすぎて「プレッシャーが向こうにいった。何も考えられない。みんなに『次は2ケタ勝って』とか簡単に(できると)言われると…」と苦笑い。それでも「大勢の人が来てくれてうれしい気持ちでいっぱい」と素直に喜びを表現した。

 デビューした昨年夏場所は3勝4敗とまさかの負け越しスタート。それでも角界になじむと地力を発揮して昨年九州場所後に十両の座を射止めた。部屋から初の関取を輩出した錦戸親方(元関脇・水戸泉)は「初場所で負け越したら(この日のパーティーは)どうしよう…とか考えてましたけど、頑張ってくれた。私も日大からお預かりした立場、使命感のほうが強くて」と胸をなで下ろした。

 会場には日大の校章があしらわれた化粧まわしなど計5本がずらりと展示され、師匠と親交の深い巨人の高橋由伸監督からの花束も飾られていた。

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