貴ノ岩、4か月ぶり肉声「少しずつやっていますよ」春場所へ始動していた

2018年2月14日6時0分  スポーツ報知
  • 13日早朝に自宅を出る貴ノ岩(カメラ・網野 大一郎)

 昨年九州場所中に元横綱・日馬富士関(33)による暴行被害の発覚後、所在が明かされていなかった十両・貴ノ岩(27)=貴乃花=が自宅から東京・江東区の部屋に通っていたことが13日、分かった。スポーツ報知の取材に対して稽古を再開していることを明かすなど、春場所(3月11日初日・エディオンアリーナ大阪)で3場所ぶりの復帰に向けて本格的に始動していた。

 日本相撲協会も所在を把握できなかった貴ノ岩はこの日早朝、自宅マンションから赤いトレーナーを着て姿を現した。体は少し丸みを帯びていたが足取りは普通。負傷した頭部、右耳などには目立った外傷は見られなかった。朝稽古のためか、待たせていたタクシーに乗り込むと車で数分の部屋に直行。部屋の看板前で下車すると自らカギを開けて室内に消えていった。

 タクシーに乗り込む直前には短いながらも口を開いた。復帰に向けての体作りについては「少しずつやっていますよ」と稽古を再開していることを明かした。注目される春場所の出場に関しては「体の状態を見てからですね」と慎重な姿勢。関取衆を対象にした、この日の暴力問題再発防止の研修会は欠席した。

 師匠の貴乃花親方(元横綱)は1月17日に部屋の公式サイトで「当面の目標を三月場所での土俵への復帰と定めている」と復帰時期を明言。負傷箇所が頭部で、受傷後3か月は打撲を回避するために休場したとも説明していた。相撲協会も診断書を提出すれば十両の最下位(14枚目)に据え置く特別救済措置を設定。先月11日付で「頭部外傷、頭皮裂創痕、右乳突蜂巣炎痕」と記された診断書を出して2場所連続で全休していた。

 昨年末は川崎市内の病院に入院していたが、騒動や理事候補選挙が一段落したことで同親方の元に呼び戻した可能性が高い。部屋関係者によると既に稽古場では基礎運動を再開しており、復帰へのステップを順調に踏んでいるという。今月末までには春場所の宿舎を構える京都・宇治市へ移動することが濃厚。回復具合を見て貴ノ岩は出場の可否を模索することになる。

 ◆貴ノ岩 義司(たかのいわ・よしもり)本名アディヤ・バーサンドルジ。1990年2月26日、モンゴル・ウランバートル市出身。27歳。初土俵は2009年初場所。十両優勝1回。三賞は殊勲1回、敢闘1回。昨年初場所14日目に白鵬を破り初金星。最高位は前頭2枚目。182センチ、150キロ。独身。

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