春場所3横綱休場か…全員不在なら昭和以降初 稀勢の里、3日連続相撲取らず 

スポーツ報知

 春場所の3横綱、稀勢の里(31)=田子ノ浦=、白鵬(32)=宮城野=、鶴竜(32)=井筒=が7日、初日からそろって休場する可能性が出てきた。

 5場所連続休場からの復活を目指す稀勢の里は大阪市内の田子ノ浦部屋で四股、すり足などに終始。3日連続で相撲を取らなかった。春場所について問われると「ん~」と口を真一文字に結び、「しっかり力が出せるか、15日間やれるか。冷静に見極めていきたい」と悩める心境を吐露。あくまで取組編成会議前日の8日まで熟慮する構えだ。

 この日、両足親指に不安を抱える白鵬は稽古を回避し休養。右手薬指などを痛め、6日の前夜祭で「グッと一握りができない」と明かしていた鶴竜も出稽古を取りやめ部屋で調整した。

 いずれも春場所出場の可否は明言していないものの、3横綱が初日から休場なら昨年秋場所以来。この時は一人横綱となった日馬富士が優勝して面目を保ったが、3横綱時代の3人全員が初日から不在となれば、昭和以降初の事態だ。稀勢の里は「復活が待ち望まれる? もちろん、そういう気持ちでやっていますけれど…」と最後まで歯切れは悪かった。

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