貴乃花親方、2日連続姿見せるもわずか30秒で退室 協会17日にも注意

スポーツ報知

 春場所初日から欠勤を続け、15日の“初出勤”は2分40秒で役員室から引き揚げた貴乃花親方(45)=元横綱=が16日、2日連続で会場に姿を見せた。関係者によると、この日の役員室の滞在時間は30秒。八角理事長(元横綱・北勝海)にあいさつし、そのまま退室した。役員待遇委員として役員室に詰める義務を果たすよう、相撲協会は17日にも注意する構えだ。

 貴乃花親方は元横綱・日馬富士関から暴行を受け、頭部を負傷した貴ノ岩が心配だとして役員室への常駐が困難と主張。ただ、15日は貴ノ岩の取組前に帰っていた。この日は幕下・栃飛龍に敗れた貴ノ岩の取組直後に姿を現し、帰り際には「貴ノ岩の状態を最優先に考えてますから」と語った。この日朝には、京都・宇治市内の部屋宿舎で役員室への滞在が難しいことを明かし「昨日(15日)もすごいカメラの方で…。できるだけ会場が混乱しないような状態で」と過熱取材の自粛も求めた。

 貴乃花親方は元日馬富士関の暴行問題を巡る協会の対応を問題視して9日に内閣府へ告発状を提出。対決姿勢を強めた協会執行部と同じ役員室には滞在できない、という思いも透けて見える。「数分で帰れるなら俺もそうする」と憤る親方も。貴乃花親方が普通に“仕事”をする日は来るのだろうか。

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