弟子が付け人殴打「深刻なこと。言い訳がつきません」…貴乃花親方に聞く
スポーツ報知
大相撲の貴乃花親方(45)=元横綱=は19日、弟子で東十両14枚目・貴公俊(たかよしとし、20)が春場所8日目(エディオンアリーナ大阪)の取組後に、支度部屋で付け人の序二段力士に暴行したことを「あるまじき行為」と謝罪した。貴公俊は謹慎の意味で9日目から休場。協会危機管理委員会はこの日、師弟と付け人を個別に事情聴取。貴乃花親方と貴公俊については29日の理事会で処分を協議すると明らかにした。
―弟子の貴公俊が付け人に暴行したということだが。
「事実です。確認しました。深刻なことです」
―貴公俊の様子は。
「深く反省している。世話をしてくれている付け人に暴力をした。言い訳がつきません」
―付け人のけがの状態は。
「唇が腫れているようなところがある。どんな理由であっても暴力はあるまじき行為。(貴公俊を)土俵に上げることはできません」
―今場所はずっと休場か。
「上げられません」
―貴乃花親方は力士のあるべき姿を大事にしていたが。
「厳しく育ててきたつもりですが…。殴られた子の気持ちになれば。相撲の勝負以前の問題です」
―暴行を受けた付け人は今後も土俵に上がるか。
「本人に聞いたら、即答で『やります』と。出ます」
―いつ暴力を知ったか。
「(18日に宿舎に)帰ってから。厳しく暴力はいけないと言ってきました。貴公俊にもあらためて厳しく指導していきます」