暴行で謹慎休場の貴公俊、ちゃんこ番に降格…試練の新十両場所に

スポーツ報知
貴公俊

 大相撲の貴乃花親方(45)=元横綱=が20日、京都・宇治市内の部屋宿舎で、春場所8日目の18日に付け人に暴行して謹慎休場している弟子の新十両・貴公俊(たかよしとし、20)にちゃんこ番を課していることを明かした。

 この日の朝稽古後に、「ちゃんこ番をやらせてます。出直しです」と語り、「『前相撲からやりなさい』と。うちは(力士の)人数が多くないので全員でやっているが、改めてです」と自らを見つめ直す意味で入門したての力士の仕事を通じて自らを見つめ直させているという。

 報道陣には自ら「話しましょうか」と切り出した同親方。角界が暴力再発防止に本格的に着手したタイミングで自らの弟子が暴行をした。「そういうこと、過去にない子なので、一連の私の師匠としての行動等に負担をかけていたのかなと思いますので、師匠の私のほうが精進しなければならないと思います。あくまでも師匠としての監督と指導をこれまで以上にやっていくという所存です」。

 昨年11月に発覚した元横綱・日馬富士関による兄弟子・貴ノ岩への暴行以来、相撲協会執行部との対立姿勢を隠さなかったことで、貴公俊に無意識にストレスを与えていたかもしれないことを猛省していた。

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