矢後、照ノ富士を下し6勝7敗 4連敗から星を伸ばし「勝ち越しのチャンスもあるのでがんばります」

スポーツ報知

 大相撲の春場所13日目が23日、エディオンアリーナ大阪で行われ、東十両11枚目・矢後(23)=尾車が、西5枚目・照ノ富士(26)=伊勢ケ浜=を寄り切って6勝7敗とした。

 立ち合いは胸で当たってすぐに右の上手を引いた。体を低くして引き付けて元大関を寄り切った。「番付を落としていますけど、元大関ですからね。自信にはなります」。前日は得意の形になりながらも、土俵際で剣翔(追手風)に突き落とされてしまった。「前日の反省? そういう面も少しは」と振り返った。

 序盤の4連敗から、なんとか6勝7敗まで星を伸ばした。「悪い事ばかり考えてしまうこともありましたが、プラスに考えるようにしました。気持ちの切り換えもできたと思います」と強調していた。

 6勝は十両残留のボーダーライン。「まだ勝ち越しのチャンスもあります。残り2日、一日一番のつもりでがんばります」と気合を入れていた。

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