東十両筆頭・旭大星が勝ち越しで夏場所新入幕決定的「先に矢後が上がるんじゃないかと…」

スポーツ報知

 大相撲春場所13日目(エディオンアリーナ大阪)が23日に行われ、東十両筆頭・旭大星(28)=友綱=が、琴恵光(佐渡ケ嶽)を引き落としで破り勝ち越し。夏場所(5月13日初日・両国国技館)での新入幕を決定的にした。

 西の筆頭だった先場所は同じ13日目に勝ち越しながら、残り2日を連敗して8勝止まり。まさかの十両据え置きに「やっちまった…」。師匠の友綱親方(元関脇・旭天鵬)も春場所新番付発表の先月26日に会見できると確信。予定していたゴルフの約束をキャンセルしてまで吉報を待ったが届かなかった。この日も「日頃の行いが悪かったんでしょうね」と自虐ネタで報道陣を笑わせた。

 この日は琴恵光を土俵際で逆転。場所前に幕内の優勝争いに絡む魁聖と連日30番で力を蓄えた。「ボコボコにやられましたけどね」と言いながらも立ち合いの威力が倍増。先場所の悔しさを晴らした。

 北海道出身力士の新入幕は1992年初場所の立洸以来26年ぶり。「俺より先に(同じ北海道出身の十両)矢後が上がるんじゃないかと思っていた。しんどかった」と道産子の期待にもこたえて、大きく息を吐いていた。

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