大相撲の不適切アナウンス問題、市長搬送後に「市長のご挨拶は終わりました」とアナウンスしていた

スポーツ報知
八角理事長

 6日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)で4日に開催された京都府舞鶴市での大相撲春巡業で多々見良三市長(67)が土俵上で倒れた際、救命措置の女性が土俵から下りるよう場内放送で促された問題を特集した。

 番組ではアナウンスした経緯を報道。アナウンスしたのは22歳の行司歴約6年の千賀ノ浦部屋所属の行司で、市長が倒れた際に女性が救命のため土俵に上がった時に一部の観客から「女性を土俵に上げるな!」と声が上がったという。

 その声に、同じ放送席にいた42歳の先輩行司が動揺しアナウンスを指示。22歳の行司は「女性は土俵から下りてください」とアナウンスしたという。さらに救命措置を終え、市長が搬送された後に「市長のご挨拶は終わりました」とアナウンスし、取組が再開されたと報じた。

 緊急事態にもかかわらず「市長のご挨拶は終わりました」という通り一遍のアナウスンにやくみつる氏(59)は「マニュアル通りの対応をしてしまった。現場の行動を直近で見ていて、どう行動すべきかぐらいは、マニュアル通り越していかようにも判断できるはずです」と示していた。

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