安藤優子キャスター、女人禁制の大相撲に「女性が土俵に上がっていけない価値観が嫌なんです」

スポーツ報知
八角理事長

 6日放送のフジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」(月~金曜・後1時45分)は、4日に開催された京都府舞鶴市での大相撲春巡業で多々見良三市長(67)が土俵上で倒れた際、救命措置の女性が土俵から下りるよう場内放送で促された問題を特集した。

 女性が土俵に上がって救命措置を行った後に土俵に塩がまかれたことに、相撲協会の尾車事業部長(元大関・琴風)は「(女性蔑視では)絶対ない」と断言。稽古や本場所で力士がけがをした後などにまく慣例に従ったと強調した。三田友梨佳アナウンサー(30)は「大相撲の慣習のひとつでそういった意味だとは思うんですけど、やっぱり女性は下りてくださいっていうアナウンスの直後にこういう塩をたくさんまいたら、会場にいらっしゃった女性たちは違和感を持った方は多かったと思いますし、でしたら、アナウンスで、先ほどは失礼いたしました。市長は病院へ行かれています。救護に携わった女性のみなさん、ありがとうございました、ぐらい一言あってから塩をまいたらまた違ったかもしれない」との見解を示した。

 さらに安藤優子キャスター(59)は「女性が上がったことの後に塩をまかれれば、まかれた側とすれば、本当に不愉快っていうか、悲しいし失礼だと思います」と憤慨。その上で「女性が土俵に上がってはいけないという価値観が嫌なんです。女性が不純なものであるとか、汚らわしいから上がってはいけないという価値観のところでこういう風なルールになっているとすれば、そこの価値観だけでも変えてもらわないと困る」と断じていた。

スポーツ

×