稀勢の里、連日の十両指名で9戦全勝「今日は相撲の形にこだわった」

スポーツ報知
十両の明生(右)と稽古をする稀勢の里

 6場所連続休場からの復活を目指す大相撲の横綱・稀勢の里(31)=田子ノ浦=が13日、春巡業の川崎場所で稽古相手に2日連続で十両力士を指名した。

 若手が土俵に集まっていた午前9時過ぎに姿を見せると花道でじっくりと四股。鋭い視線の先にいたのが22歳の十両・明生(立浪)だった。「一番、稽古で元気がよかったから(指名した)。今日は相撲の形にこだわった」と生命線の左四つからの投げなどで9戦全勝。左大胸筋負傷などの影響も感じさせなかった。

 復帰に意欲を示す夏場所(5月13日初日・両国国技館)まで1か月。12日から巡業に合流したばかりだが「(春巡業がある)この2週間が大事になる。稽古して反省しての繰り返し。ここから体を動かす」。連日の大声援に「力になります」と感謝しつつ、徐々に調整ピッチを上げていく。

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