新十両昇進の若隆景に母校・東洋大から化粧まわし「元気な相撲をとるので応援してください」

スポーツ報知
若隆景(左から3人目)は荒汐親方(右端)、母校関係者と化粧まわしとともに記念撮影

 大相撲春場所後に新十両昇進を果たした若隆景(わかたかかげ、23)=荒汐=が20日、母校・東洋大から化粧まわしを贈られた。この日、文京区の同大学キャンパスで贈呈式が行われ、校章があしらわれた化粧まわしと“対面”。「これを身につけて関取として、東洋大で培った力を発揮したい」と抱負を語った。

 新十両昇進は決まったが実感はあまりないそうで化粧まわしを締めた姿も、「全く想像できない」。30日の夏場所(5月13日初日・両国国技館)の番付発表まで稽古まわしは幕下以下と同じ黒、関取の特権である個室にも入っていないという。

 だが地元の福島からは2009年秋場所の双大竜以来となる新十両で注目度も抜群。この日も福島からテレビ局が集結し女子アナもかけつけた。福島中央テレビでは長江麻美アナウンサーが、「(ニュースの)1本目で構えました。若隆景関は大波3兄弟としても以前から注目していました」と夕方のニュースで生中継した。

 若隆景は東洋大を卒業した2017年春場所に三段目付け出しで初土俵。祖父は元小結・若葉山、3兄弟の末弟で、長兄の若隆元、次兄の若元春も同じ荒汐部屋の幕下力士という相撲一家に育った。わずか1年での昇進に、「あっという間でした。中身の濃い日々だった」。締め込みも「好きな色」という青色で臨む。

 夏場所までに体重5キロアップが目標(現在120キロ)。5月6日には福島での昇進パーティーも予定されており、「勝ち越しを目指します。元気な相撲をとるので応援してください」と活躍を誓っていた。

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