伊勢ケ浜親方、照ノ富士は「全部休むと決めたわけではない」

スポーツ報知
照ノ富士

 大相撲の元大関で東十両8枚目・照ノ富士(26)=伊勢ケ浜=が夏場所4日目の16日、「左膝外側半月板損傷で現在加療中。本日より5月場所の休場を要する」との診断書を日本相撲協会に提出して休場した。照ノ富士の休場は今年初場所以来6回目。対戦予定だった大翔鵬(追手風)は不戦勝。今場所の十両以上の休場者は横綱・稀勢の里、大関・高安(ともに田子ノ浦)に次いで3人目となった。

 照ノ富士は初日から3連敗と不振。再出場しなければ名古屋場所(7月8日初日・ドルフィンズアリーナ)では幕下転落が確実だが昭和以降、大関経験者が幕下に落ちた例はない。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は、「痛み止めが効いてくれば話は別。本人も(夏場所)全部休むと決めたわけではない。状態がよくなれば出たいという気持ちがある」と再出場を示唆した。

 同親方は続けて、「前から(左膝が)調子悪くて、どうなんだという話はしていた。昨日話し合いました。(休場は)ふたりで話し合って(決めた)。昨日のような相撲は取れない。ずっと状態がよくないまま、ずっと治療していたから。春場所後も無理して稽古していた。巡業から帰ってきてからも。今は相撲を取るよりも痛みの方が勝っている。痛み止め使っても痛い。手術? それはない。通院する」と話した。

 幕下に陥落した場合に関しては、「先のことなんかわかりはしないよ。幕下に落ちたら? その時にならないと言えることじゃない。今は治療しないと」と語った。

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