福島出身の新十両・若隆景が初白星

スポーツ報知

◆大相撲 夏場所4日目○若隆景(寄り倒し)朝弁慶●(16日・両国国技館)

 福島県出身の新十両で西14枚目の若隆景(23)=荒汐=が、寄り倒しで西同12枚目・朝弁慶(29)=高砂=を下し4日目で初白星を手に入れた。

 相手の強烈な立ち合いに体勢を崩しかけたが、右上手を狙って盛り返した。初日から3連敗した後のメモリアル勝利に「少しホッとしました。早くひとつ勝ちたかったので。立ち合いは覚えていないが、自分では踏み込んでいく気持ちでした。初めての勝ち名乗り? 勝った時の歓声も含めてうれしかったです」と大粒の汗を拭った。

 若隆景の祖父は元小結・若葉山。福島県出身力士としては2009年秋場所の双大竜(時津風)以来の新十両昇進を果たしていた。3月の昇進会見では「(東日本大震災の)復興はまだ。福島の人に元気を与えられるような相撲を取る」と決意表明していた。

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