遠藤が手術を回避して強行出場「何とかいけそう」10日目は白鵬と対戦

スポーツ報知

◆大相撲 夏場所9日目(21日・両国国技館)

 右腕のけがを抱えて、22日の10日目から再出場することになった新小結・遠藤(27)=追手風=の師匠・追手風親方(元幕内・大翔山)が21日、遠藤が手術を回避して強行出場を決断したと明かした。

 腕の筋肉が断裂している状態で痛みもあるという。それでも再出場の可否を判断するために20日の夕方に若い衆と稽古して腕の状態を確認。同親方は「まずは(相撲を)取れるか取れないかの話をした。力はそんなに出ないが、本人が『何とかいけそうなので』ということになって、私も『行くからには行ってこいよ』ということになった」説明し、この朝に再出場を決断した。

 遠藤は6日目の小結・御嶽海(出羽海)との取組で右腕を負傷し、日大病院での精密検査で3週間の加療を要するけがと診断された。4人の医師から意見を聞き、「中には『手術しないと厳しい』という話もあった」という。追手風親方は「休むなら早々に手術するか、休まないなら切れたもの(筋肉)を鍛えながら治していくかの選択だった。(患部の筋肉が)全部切れているし、これ以上、悪くならないなら、手術しないでやっていくということになった」と話した。

 テーピングなどで患部を補強して強行出場する10日目は、結びで横綱・白鵬(宮城野)との対戦が組まれた。

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