大鵬の孫・納谷、佐藤山に敗れ初黒星 序ノ口デビューからの連勝12で止まる

スポーツ報知

◆大相撲 夏場所11日目(23日・両国国技館)

 大相撲の夏場所11日目が23日、東京・両国国技館で行われ、昭和の大横綱・大鵬(故人)の孫、東序二段11枚目・納谷(18)=大嶽=が東三段目85枚目・佐藤山(八角)に敗れ初黒星。序ノ口デビューからの連勝が「12」で止まってしまった。

 立ち合いは突っ張って前に出たが、土俵際で体を入れ替えられ、最後はもろ差しを許して寄り倒された。「立ち合い? わからないですけど…。いいとは思ったのですけど…。反省? 脇が甘いのが一番だと思います。初黒星? ちょっとわからない。悔しいという気持ちはあると思いますけど…」と肩を落とした。

 序ノ口デビューから一度も負けたことがなく、「正直、ここでは負けられないかな」と話していただけに、多くの報道陣に囲まれた時は放心状態だった。絞り出すように「いつもと違った? 特に変わりません。力が出し切れていないということはあった。きょうは悔しがる相撲ではない。悔しがるほどいい相撲を取っていないですから。あと一番、あるのでしっかり頑張りたい」と言った。

 高校時代のライバルでもある西序二段42枚目・豊昇龍(立浪)は6戦全勝を決めて「待っている」と挑発したが、全勝対決は実現することはなかった。

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