豊昇龍が序二段優勝「親に電話します。叔父さんにも電話します」

スポーツ報知
佐々木山を破り、序二段優勝を決めた豊昇龍(右=カメラ・宮下京香)

◆大相撲 夏場所13日目(25日・両国国技館)

 大相撲の夏場所13日目が25日、東京・両国国技館で行われ、元横綱・朝青龍の甥、東序二段42枚目・豊昇龍(19)=立浪=が東58枚目・佐々木山(木瀬)を下手投げで破って7戦全勝。序二段優勝を決めた。立ち合いで低く当たって右四つから内掛けで攻めて右からの投げで土俵に転がした。

 西の花道で笑顔が広がった。「終わった。一番、最後の相撲。勝って優勝だと思った。最初は集中できなかった。これではダメだと思って集中した。内掛けで決まると思ったけど、相手も強かったので投げた。良かった」と一気にまくし立てた。

 高校時代(日体大柏)は高校総体で準優勝した経験があるが、優勝は相撲人生で初めて。それだけに「親に電話します。叔父さんにも電話します。高校時代の監督にも電話します」と喜びを爆発させた。今場所は高校時代のライバル、納谷(大嶽)が6番相撲で黒星を喫し、序二段での対決は実現しなかった。「納谷が負けて残念。自分の納谷も三段目に上がる。三段目でやりたい」。

 今場所から十両・明生の付け人を務めている。「(仕事は)きついです。でもきついところで優勝できたことがうれしい」と振り返っていた。

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