栃ノ心、痛恨の連敗…千秋楽逆転Vへ「思い切り気合を入れてね」

スポーツ報知
鶴竜に敗れ2敗目を喫し、支度部屋で無念そうな表情を見せる栃ノ心

◆大相撲 夏場所14日目(26日・両国国技館)

 痛恨の連敗で、栃ノ心の2場所ぶり賜杯が遠のいた。懐に入ってきた鶴竜に外四つで応戦も、土俵際のすくい投げに屈した。悔しさに土俵を右手で叩くしぐさ。砂まみれのまま支度部屋に戻ると「は~。(取組を)あまり覚えてない」と消え入りそうな声だった。

 13日目の正代戦で引き落とされた際に右手首を強打。この日は朝稽古を早々に切り上げ、病院で治療を受けた。患部はテーピングでグルグル巻きにして固定。だが、痛みからか右上手を勝負どころで離してしまった。

 逆転Vは、千秋楽で勢に勝ち、鶴竜が白鵬に敗れての決定戦しかない。「明日は思い切り気合を入れてね」。既に直近3場所36勝で大関昇進は決定的。ダブルの歓喜は最後まで諦めない。

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