鶴竜、夏場所序盤に風邪ひいていた「自分でもよくやれた」優勝一夜明け会見
スポーツ報知
大相撲夏場所で2場所連続5回目の優勝を果たした横綱・鶴竜(32)=井筒=が28日、東京・墨田区の井筒部屋で一夜明け会見を行った。
夏場所は終わってみれば4日目から12連勝で初の連覇を達成したが、序盤にピンチがあったことを告白。「今だから言えるけど風邪をひいてしんどかった。集中を切らさないで自分でもよくやれた」。3日目に熱が出て「あえて計らなかった」と体温計を使わず。6、7日目は座薬と点滴をうって土俵に立ったという。「昼寝もできなくてね」と症状を表に出さない“演技”も含めて神経をすり減らしていたという。
千秋楽で優勝を決めると母国モンゴルからかけつけた両親と対面。「来てるよ、と聞いたら後にいた。同じ(優勝の)時間を味わうほうが、モンゴルでテレビで見てるよりはるかにいい」。大学教授を務める父・マンガラジャラブさんは学校長から急きょ休みをもらって、初めて足を運んだ国技館で息子の快挙を見届けた。
次の目標は全勝優勝。「優勝して感じているのは15日間通して体も気持ちも充実させないといけないということ」と新たな挑戦を宣言。その前に大好きな熱海で、両親と29日に3歳の誕生日を迎えるアニルランちゃんのお祝い行う。