白鵬、モンゴルに帰国…亡き父に「できればいい報告をしたかったけど」

スポーツ報知
モンゴルに帰国する白鵬は手を振り出国ゲートに向かう

 大相撲夏場所で3場所ぶりに皆勤出場した横綱・白鵬(33)=宮城野=が28日、成田発の航空機で母国モンゴルに帰国した。

 前日27日の千秋楽は4月9日に亡くなった父・ムンフバトさん(享年76)の四十九日。一日遅れでの里帰りとなったが、「四十九日を終えてお母さんが自由になれるというか、元気づけてあげたい」と葬儀後も忙しかった母・タミルさんをねぎらう意味の帰国でもあると明かした。

 夏場所は12日目に大関昇進が濃厚な栃ノ心(春日野)に敗れて優勝戦線から脱落。優勝の報告を父の墓前に届けることはできなかったが、「できればいい報告をしたかったけど自然の流れに逆らっちゃいけない部分もある。場所中の小さなけがもあった」と左膝に負傷を抱えていたことも明かした。

 15日間、土俵に上がり続け、「ちょっと疲れた。2場所空いたからね。肉体的にも精神的にも」と語り、母国で英気を養うために機上の人になった。

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