稀勢の里の復帰「名古屋とは限らない」と北村委員長…横審の定例会合で

スポーツ報知
横綱審議委員会の開始を待つ八角理事長(中央、左から藤島、春日野、尾車、一人おいて鏡山の各親方)

 大相撲の横綱審議委員会(横審)の定例会合が28日、東京・両国国技館で開かれた。北村正任委員長(77)は7場所連続休場中の横綱・稀勢の里(31)=田子ノ浦=に関して言及。

 「残念ですが前から言っているようにきちっと体作りをして心身ともに自信を持てるようになって出てきてほしい。次に出てくる場所は名古屋とは限らない」と語り、名古屋場所(7月8日初日・ドルフィンズアリーナ)での出場を求めないという見解を明かした。

 稀勢の里が休場すれば8場所連続休場となり、1958年の年6場所制以降では貴乃花(現親方)を抜き単独ワーストとなる。同委員長は名古屋場所を休んだ場合は、「今の段階で(話を)したくない」としながらも、「決議の可能性はある。出てくるか、出てこないか。出てきてまずい結果でどうなるか。一番は(進退に関して)決めるのは本人。横審として何か言うようになるかもしれない」と「激励」などを行うことはゼロではないとした。

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