稀勢の里、リミットは秋場所 名古屋場所休場で横審「激励」決議も

スポーツ報知
横審の開始を待つ八角理事長(中央)ら

 横綱審議委員会(横審)の定例会合が28日、東京・両国国技館で行われた。7場所連続休場中の横綱・稀勢の里(31)=田子ノ浦=が名古屋場所を休場した場合、複数の委員から内規にある「激励」などを決議すべきという声が上がった。

 会合は15分で終了。北村正任委員長は「名古屋を休場したら? 今の段階では(話を)したくない。(出場期限の)条件は考えていない」と明言を避けたが、その言葉は横審の総意ではない。山内昌之委員は「仮定の話になると重みがある発言になる」と前置きした上で「休場が続くと、判断する時が来る。名古屋を休んだ場合は一つの強い表現を使わないといけないかもしれない」と決議もやむなしだと明かした。

 来場所も休めば、年6場所制(1958年)以降では貴乃花(現親方)を抜き単独ワーストとなる。岡本昭委員は「大関なら落ちてる。どこまで休むねんというのはひとつの問題」と厳しかった。北村委員長も「横審として何か言わざるを得ない場面があるかもしれない」と含みを持たせた。稀勢の里は名古屋場所に出なくても、秋場所(9月9日初日・両国国技館)がタイムリミットになりそうだ。

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