高安、栃ノ心戦は「やりがいある」

スポーツ報知

 左上腕三角筋部分断裂で大相撲夏場所全休の大関・高安(28)=田子ノ浦=が4日、東京・江戸川区の部屋で朝稽古を再開。名古屋場所(7月8日初日・ドルフィンズアリーナ)の新大関・栃ノ心(30)=春日野=との取組を心待ちにした。

 すり足など基礎運動に加え、三段目力士と初日から相撲を取った。「状態はいい。今後いけると思えば全力でぶつかる」と、復活へ手応え。夏場所中は治療と並行して、テレビ中継で取組を連日チェック。「力士一人ひとりの良さがわかった」と、成果を強調した。

 なかでも、右四つから13勝を挙げた栃ノ心の姿が目に焼きついた。「ああいう(力強い)相撲がファンの心をひきつける」。4月の春巡業では、当時関脇だった新大関の“ラブコール”に応え三番稽古もこなした。名古屋では賜杯を争うライバル同士で、過去の対戦成績も9勝7敗とほぼ互角。「先輩大関? それは関係ない。同じ地位ですから。やりがいがある」。白熱の土俵が待ちきれない。(小沼 春彦)

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