白鵬、瞬時の対応で玉鷲下し名古屋場所初日12年連続負けなし

スポーツ報知
子供たちとハイタッチを交わす白鵬

 ◆大相撲名古屋場所初日 ○白鵬(すくい投げ)玉鷲●(8日・ドルフィンズアリーナ)

 横綱・白鵬(33)=宮城野=が、小結に返り咲いた玉鷲(33)=片男波=を逆転で下して白星発進を決めた。玉鷲にもろ差しを許して攻め込まれたが、下がりながらも右を巻き替えてすくい投げ。「しまったというか勝負あったという感じでしたけど、逆に落ち着いて取り組んだという感じ(でもある)かな」と負け相撲の流れを瞬時の対応で勝利につなげた心理を告白した。

 玉鷲戦はいつも熱戦になるが結果的に、これで12戦全勝。名古屋場所は12年連続で初日負けなしと“不敗神話”は継続した。「なんだかんだで初日ですよ」と始まったばかりを強調した。

 今場所はあと10勝に迫った横綱800勝がかかる。記録を目前にすると強さが増す印象がある。この日の朝稽古後、「人間ってそんなもんじゃないですかね。みなさん(=報道陣)も給料が上がれば頑張れるでしょ」と目の前にニンジンがぶら下がれば自然と気合が入るものだと力説していた。

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