地元・長野巡業で御嶽海フィーバー!初恋の人も来場?「そういうものでは、ない」

スポーツ報知
地元・長野の巡業でサイン攻めにあう御嶽海

 大相撲の夏巡業が長野市で行われ、7月の名古屋場所で初優勝した関脇・御嶽海(25)=出羽海=が地元で熱烈な歓迎を受けた。

 優勝制度ができた1909年以降では初の長野県出身力士の優勝。その快挙の反響はとてつもなく大きかった。「良い結果? うれしいです。より上(の成績)というか優勝して帰ってこられた。いいサプライズになった」。朝稽古、大銀杏(おおいちょう)を結う髪結い実演に登場すると盛大な拍手。主催者あいさつでは観客が万歳三唱、そして取組では巡業では異例中の異例となる懸賞が30本もついた。

 「(長野で開催された)今までの巡業の中で1番、盛り上りを感じた。うれしい」。4月の春巡業でも同県内2か所で開催されたが、熱狂ぶりは賜杯を獲得した今回とは比較にならなかった。「よくかけられた声は『優勝おめでとう』ですね。うれしいけど盛大に言われると恥ずかしい」と本人も戸惑うほどだった。

 それでも持ち前のサービス精神は健在。夏巡業では中学生以下に稽古をつける「ちびっ子相撲」が行われず、「これも俺の稽古」と言い張ってきた御嶽海としては“肩すかし”だったが、握手会では熱心に子供たちの手を握った。「少しでもふれ合ってもらえれば」とPRにも余念がない。その中には高校時代の同級生(女性)も来場し、「大道君(御嶽海の本名)、かっこいい」の声が飛んだ。「クラスは隣だったけど一緒に電車で帰ったりした。照れるっすけど…。初恋? そういうものでは、ない」と否定する一幕も。

 初優勝で本人以上に注目を浴びたフィリピン出身の美人母のマルガリータさん(48)も友人と来場。「感動しました。こんなにたくさんの人から応援されて、みなさんに感謝です」と息子への声援に感激していた。

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