豊山、稀勢の里に意地の1勝 春日野巡業部長も評価

スポーツ報知
稀勢の里(手前)を押し出した豊山

 大相撲の夏巡業が23日、静岡・三島市で行われた。

 朝稽古では幕内・豊山(24)=時津風=が、横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=の胸を借りた。合計10番でわずか1勝に終わったが、土俵下で見守った春日野巡業部長(元関脇・栃乃和歌)は、「今回の巡業はよくやっている」と評価。名古屋場所で12勝して初の三賞(敢闘賞)を受賞したホープのやる気をたたえた。

 横綱・稀勢の里は前日22日の東京・立川市での巡業に続き、2日続けての三番稽古。前日は関脇・御嶽海(出羽海)を相手に14番、この日は秋場所(9月9日初日・両国国技館)対戦が予想される豊山を“指名”と8場所連続休場からの復活に向けて必死の調整。「稀勢の里はいい稽古をしている」と春日野部長も目を細めていた。

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