強い栃ノ心が戻ってきた 御嶽海らを相手に10勝1敗

スポーツ報知
御嶽海(左)と気合いの入った稽古をする栃ノ心

 大相撲の大関・栃ノ心(30)=春日野=が7日、千葉市で行われた秋巡業5日目に参加。今巡業では自身初となる相撲を取る稽古で汗を流し、同じグループとなった関脇・御嶽海(出羽海)、幕内・正代(時津風)、佐田の海(境川)と11番取って7連勝を含む10勝1敗だった。立ち合いから得意の右四つで主導権を握ると、相手に反撃する機会すら与えず豪快に何度も寄り切った。

 大関2場所目だった秋場所は9勝6敗で14日目にして、ようやくカド番脱出。「(大関に)上がってすぐに(関脇に)落ちたら恥ずかしいし、皆さんに申し訳ない。(重圧に)耐えられてよかった」と心境を吐露。懸念の右足親指負傷も順調に回復し、「テーピングをすれば大丈夫。怖さもない」と言い切った。

 九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)に向け、「俺みたいに弱いヤツは少しでも稽古しないとな」と、徐々にペースアップしていくことを宣言していた。

スポーツ

×