元貴乃花親方「輪島のおじちゃんとの大切な思い出」…長文ブログで追悼

スポーツ報知
1979年秋場所8日目。大関・貴ノ花(右)が横綱・輪島を寄り切りで下す

 日本相撲協会を退職した元貴乃花親方(元横綱・貴乃花)の花田光司氏(46)が10日、貴乃花応援会公式サイト内で、大相撲の元横綱でプロレスラーとしても活躍した輪島大士(本名・輪島博)さん死去を悼む長文の投稿をした。

 花田氏は「輪島さんに最後にお会いしたのは、未だに私の尊敬する、亡き北の湖前理事長との対談をされていたときで、その際傍でご挨拶ができました」と回想。「その時は、声帯の手術と治療をされていると聞きましたが、かすれながらに『こうじ、こうじ、』と、元気にお声がけ頂いたことが思い出されます。それが輪島さんと最後にお会いした時でした。その時期の私は、北の湖理事長の下で職務を学んでいた頃でした。輪島さんに久しぶりにお会いできて大変嬉しく、同時に北の湖理事長の輪島さんに対する労わりの精神を垣間見させていただきました」と思い出をつづった。

 ブログではさらに幼い頃の思い出にも言及。「輪島さんは先代貴ノ花の自宅へ遊びに来られていました。夜に突然来られてあっという間に残り香を遺して帰られるような輪島さんは、私の子供の頃の記憶を辿ると、宇宙人みたいな、それこそ天孫降臨されたような方でした」と記した。

 そして「輪島さんの思い出を辿ると、先代貴ノ花の師匠が遺して下さったお話も尽きないほどに思い出されますが、どれもが懐かしいことばかりです。輪島さんのあの愉快な楽しい話がまた聞きたいです。グァム旅行にご一緒したこともありました。大きな大きな背中の輪島のおじちゃんとの大切な思い出を、いつまでも心にしまっておきたいと思います」と結んでいた。

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