花田虎上氏「輪島さんオヤジとゆっくりしてね」…通夜に500人参列

スポーツ報知
斎場に現れた元3代目若乃花の花田虎上氏(左)

 8日に下咽頭、肺がんによる衰弱で死去した大相撲の第54代横綱・輪島大士さん(本名・輪島博、享年70)の通夜が14日、東京・青山葬儀所で営まれ、約500人が参列した。祭壇は菊やユリなど白基調の花で土俵を再現。遺影は横綱土俵入りの雄姿で、故郷の石川・七尾市の祭りをイメージした朱色の棺(ひつぎ)の中では、横綱時代に愛した薄緑色の着物姿だった。

 焼香に立った元横綱・3代目若乃花の花田虎上氏(47)は、元大関・貴ノ花で父の花田満氏(故人)との親交を振り返り「笑顔の輪島さんしか知らない。『オヤジが先に(天国に)行っているから2人でゆっくりしてね』と話しました」としのんだ。

 かつて付け人を務めた芝田山親方(元横綱・大乃国)は「横綱につくことは名誉だった。横綱の強さを学んで稽古してきた」と感謝した。15日は午前10時から同所で葬儀・告別式が行われ、ミュージシャンのデーモン閣下が「献歌」する予定。

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