稀勢の里、御嶽海に11戦9勝「一番いい状態で九州に入りたい」

スポーツ報知
稀勢の里(左)

 大相撲秋巡業が17日、京都市で行われた。8場所連続休場から臨んだ秋場所で10勝を挙げた横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=が、関脇・御嶽海(25)=出羽海=と三番稽古で11番相撲をとった。9勝し「いい状態で稽古ができている」と充実の表情だった。

 巡業の前半は、四股などで下半身の強化に集中。10日に初めて佐田の海(31)=境川=と10番相撲を取ると全勝した。この日は秋巡業で初めて幕内上位と組み「じっくり作ってきた。慌てることなくさばけた」。得意の左差し、右上手の相撲もみせ順調な調整をアピールした。

 進退をかけ臨んだ秋場所を2ケタ白星で乗り切り、九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)に臨む。大関時代の16年には12勝で単独年間最多勝を決めるなど、相性はいい。1年の締めとなる場所に向け「一番いい状態で九州に入りたい」と気合を入れた。

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