稀勢の里、巡業皆勤 九州場所へ自信「今年こそ」

スポーツ報知
秋巡業を皆勤し、表情も明るい稀勢の里

 大相撲秋巡業は28日、山口・周南市で最終日を迎えた。8場所連続休場から進退をかけ臨んだ秋場所で10勝を挙げた横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=は、巡業を皆勤。「いい稽古が出来ました。いい1か月でしたよ」と笑顔で振り返った。

 この日は27日に続き土俵には上がらず、四股やすり足で汗を流した。巡業前半は四股を中心に下半身を鍛え上げ、相撲を取り始めたのは8日目の甲府巡業。

 17日の京都巡業では関脇・御嶽海(25)=出羽海=と11番取り、9勝した。終盤は疲労とも相談しながらの調整だったが「順調に、予定通りやれたことが一番」と総括した。

 万全の状態で九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)に臨む。「しっかり巡業してから地方場所。この流れはいいと思います」と手応えを感じている。1年前は、右足首のけがで休場しただけに「去年悔しい思いをしている。今年こそ、という思いがある」。1年の締めくくりとなる場所に向けて「良い状態で九州に入れる。しっかり務め上げたい」と力を込めた。

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