栃ノ心、巡業最後の2日を23連勝締め

スポーツ報知
好調の栃ノ心

 大相撲秋巡業が28日、山口・周南市で最終日を迎えた。秋場所を初のカド番大関として迎え、9勝を挙げた栃ノ心(31)=春日野=が、巡業最終日を無敗で打ち上げた。幕内・朝乃山(24)=高砂=らを相手に朝稽古で11番。豪快な上手投げで会場を沸かせるなど、最後まで土俵で気を吐いた。

 27日の稽古も、正代(26)=時津風=ら幕内力士と12番取って全勝。2日合わせて23連勝で締めた。得意の右四つからの寄り切りだけでなく、この日は前三つ、上手を取ってからの投げなどの攻めをみせた。初日から土俵に上がり続けての完走にも疲労は感じさせず。「今回の巡業は(終わるのが)早かったね。稽古すると早いよ」と語った。

 今年の初場所で幕内初優勝。新大関として迎えた名古屋場所は右足親指のケガで休場し、秋場所はカド番を経験した。良いことも悪いことも経験した1年の締めとなる九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)は「いい場所にしたいよな」と闘志を燃やした。

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