白鵬が実戦稽古再開、正代に8戦全勝

スポーツ報知
正代を寄り切る白鵬(左)

 大相撲冬巡業が21日、埼玉・川越市で行われた。九州場所全休の横綱・白鵬(33)=宮城野=は10月18日に右膝、右足首を手術後初めて相撲を取る稽古を再開。幕内・正代(時津風)を指名して8戦全勝し、初場所(来年1月13日初日・両国国技館)での復帰へ、ピタリと照準を合わせた。

 患部の状態次第では年明けに実戦稽古がずれ込む可能性もあったが、土俵下でのすり足で「調子いいぞ、いけるぞ」と手応えをつかみ、急きょ三番稽古をこなした。

 得意の右四つだけでなく、外四つなど多彩な取り口を試した。順調な調整ぶりに「一番一番、同じ流れはないからね。最初は不安があって『う~ん』だったけど、やっていたら『オ~ッ』という感じに変わった。早めにできてひと安心です。初場所は(年明けから初日が)遅いし、十分すぎる時間がある。これからもっと追い込んでいきたい」と気合を入れ直した。

 この日の取組でも右手で山盛りの塩をまいて観客を沸かせると、大関・栃ノ心(春日野)を右四つから寄り切った。

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