白鵬、211キロ新弟子が誕生も「絞って」減量指令

スポーツ報知

 日本相撲協会は2日、春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)の新弟子検査を行い、高校(埼玉栄)横綱の斎藤大輔(18)=八角=ら40人が受検した。沖縄出身の当真嗣斗(とうま・つぐと、18)=宮城野=は受検者の中で最重量の211キロをマークして関係者を驚かせた。

 合格者は内臓検査の結果を受け、初日に発表。2日目の11日から2班に分かれて前相撲を取る。

 最重量の211キロ。規格外の数字に当真も笑うしかなかった。歴代最重量(285キロ)の元大関・小錦ですら入門時は175キロだった。父・嗣有(つぐあり)さん(63)が那覇市内で「いかり亭」という居酒屋を経営。小学生の時から稽古終わりに居酒屋メニューを食べ、「ゴーヤチャンプルが最高。牛乳も1日4リットルは飲んでいました」。その結果、小学1年で80キロ、4年で120キロ、中学1年で150キロと増えていった。

 相撲の実力は本物。わんぱく相撲で小学4年から3連覇。鳥取城北高でも活躍した。「押し相撲が得意。四つも取れます。でも、昨年のインターハイで四つになった時、上手が取れなかった。手が短いことに気が付きました。やっぱり押し相撲です」

 部屋の大先輩の横綱・白鵬からは減量指令が出ている。「今朝は205キロと言っていたのに…。ご飯1杯が彼への宿題。一回、絞ってから筋力をつけてほしい」と注文。当真も「できれば160~170キロぐらいにしたい」と話していた。

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