高校横綱・北の若、豪快な突っ張り5発で初白星!中学横綱・吉井も好発進

スポーツ報知
初白星を挙げた北の若(カメラ・渡辺 了文)

◆大相撲春場所2日目(11日、エディオンアリーナ大阪)

 前相撲がスタート。中学横綱、高校横綱がともに白星スタートを決めた。

 埼玉栄高時代に高校横綱を含め個人タイトル5冠の斎藤改め北の若(18)=八角=は得意の突っ張りがさく裂。5発で岡ノ城(出羽海)を吹き飛ばした。「手を伸ばして足を伸ばして。不安もあったけど、しっかり動けて良かった。一つでも、1秒でも早く関取になりたい」。

 しこ名は師匠(八角親方=元横綱・北勝海)と相談して決めたという。「まだ自分の名前だという感覚は薄いけど、斎藤というしこ名がいるということなので決めました。由来は特にありません」と話した。

 静岡・焼津港中3年の時に全国中学校相撲選手権で優勝した吉井(15)=中川=は大飛翔(追手風)を寄り切った。「緊張はそれほどしませんでした」と振り返ったが、土俵に上がる時に足を滑らせるハプニング。中学横綱とはいえ、そこはまだ15歳の少年。緊張していたのでは確かで「(踏み外して)やばいなと思いました」と笑った。それでも左四つから相手の体を起こしての寄り切り。「自分は体が小さい(170センチ、150キロ)ので嘉風関(尾車)のように、うまい相撲が取れるようになりたいです」と話した。

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