【フィギュア】真央、トリプルアクセル今季初戦では回避…プログラムの完成度最優先

2016年10月5日6時0分  スポーツ報知

 フィギュアスケート女子の元世界女王、浅田真央(26)=中京大=が4日、今季初戦のフィンランディア杯(女子SPは6日、フリーは7日=フィンランド・エスポー)に向け成田空港から出発。代名詞の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)について、初戦は回避する考えを示した。18年平昌五輪に向けて「自分のペース、真央ペース」で精度を高めていく考えだ。

 開幕まで500日を切った平昌五輪のプレシーズン。真央は、初戦で“伝家の宝刀”トリプルアクセルを封印する。この日、成田空港で取材に応じ「いよいよ(シーズンが)始まるんだなという感じ」と笑みを見せた一方で「(トリプルアクセルは)まだ入れられない。まだまだ間に合っていないので。確率が上がってから入れたい」と明かした。

 今季はショートプログラム(SP)、フリーともに、スペインの作曲家ファリャの「リチュアルダンス」の音楽を選んだ。SPは静けさの「黒」、フリーは情熱の「赤」をイメージし、2つで1つの“作品”が完成するという意欲作。フリーは今大会が初披露となるが「いつものシーズン初戦よりは仕上がりが遅れていたけど、ここ最近ようやくまとまっているとは思う」。グランプリ(GP)シリーズの2戦に向けて、トリプルアクセルに挑むより、プログラムの完成度を高めることを優先した。

 自身初となる国際B級大会をシーズン初戦に選んだのは、世界ランクのポイントを加算させることが狙いの1つだ。休養していた14―15年シーズンのポイントがゼロのため、現在の世界ランクは28位。「ポイントもそうだし、ショートもフリーもある。直行便もあるし、エキシビションもない。体力的には普通の試合よりも楽なのかな」と様々な観点から決断した。

 553日ぶりに実戦復帰した昨季のジャパン・オープンで3回転半を成功。ただ、その後は成功と失敗を繰り返し、世界選手権は7位に終わった。五輪プレシーズンとなる今季、大事にしているのが「自分のペース、真央ペース」という。いつも通りの自分自身をいかに試合で表現できるか。「できるものをしっかり出して、どこまで自分が評価してもらえて、どの辺にいるのかをしっかり確かめたい。試合ごとに課題を見つけてクリアしていきたい」。あくまで自分の流れを崩さずに新たなシーズンを滑り出す。

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