【フィギュア】宮原が日本救った!女子16季連続GPファイナル「ひとまず良かった」

2016年11月27日6時0分  スポーツ報知
  • フリーの演技をする宮原知子。2位入賞し、GPファイナル進出を決めた

 ◆フィギュアスケート グランプリシリーズ最終戦NHK杯 第2日(26日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 男女フリーが行われ、女子はSP3位の宮原知子(18)=関大=がフリー2位の133・80点と大逆襲。合計198・00点で2位に入り、日本女子の16シーズン連続のGPファイナル(12月8~11日、フランス・マルセイユ)進出を決めた。

 全日本女王・宮原の意地が、日本女子16季連続ファイナル出場の伝統をつないだ。「ファイナルに行かないといけないとは思ってはいなかったけど、体は感じていたかもしれない」。周囲の期待を背負った150センチの小さな新エースがプライドを見せた。6番手に滑り込み、ファイナル出場を決めた。

 知子の逆襲だ。「惑星~木星~スターウォーズ」の曲に乗せ、「強い・戦う女性」を演じきった。演技構成点で自己最高の69・16点をたたき出し、SPの3位から2位に順位を上げた。浜田美栄コーチは「たくさんの人に、いい経験をさせてもらい、演技で自分を出せるようになった」とほめたたえた。

 近年は、表現力の向上に取り組んできた。パントマイムに挑戦したり、スペインで行われた昨季GPファイナルでは空き時間に本場のフラメンコのレッスンに参加。世界的バレリーナの吉田都さんの指導も受けた。私生活では「脱・シャイ」を目指した。出会った人には自ら積極的なあいさつを徹底し、普段から笑顔を心がけた。SP3位で終え、「こんなに追いつめられたことはない」という精神状態でも、リンクでは笑顔で自分を表現した。

 スケートカナダのフリーで0点採点だったステップシークエンスも修正した。前回は、規定の軌道を描かずに認定されなかったとみられ、今大会は分かりやすくするためにステップの最後の進行方向を変え、最高のレベル4を獲得。「レベル4を取りたいと思っていたからうれしい」と笑みがこぼれた。

 連覇は逃したが、2大会連続ファイナルの切符をつかみ、「ひとまず良かった」と胸をなで下ろした。「まだまだ足りないところがある。もっといいジャンプもできる」。さらなる進化を遂げ、ファイナル初制覇を目指す。(小林 玲花)

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