小野塚、日本人初の金メダル!技1回減らしジャンプ高く

2017年3月20日6時0分  スポーツ報知
  • エアを決める小野塚(ロイター)

 ◆フリースタイルスキー 世界選手権(18日、スペイン・シエラネバダ)

 ハーフパイプ(HP)の女子決勝で、14年ソチ五輪銅メダルの小野塚彩那(28)=石打丸山ク=が同種目で男女を通じ日本勢初の金メダル。16日の予選を2位通過。上位6人による決勝2回目で89・80点をマークし、今季のW杯種目別を制したマリー・マルティノ(フランス)らを抑えた。

 完全燃焼の小野塚は涙を流して喜びに浸った。「今季は(W杯で)勝ちがなく、本当に苦しかった。最後の最後に勝って終われて良かった」。2回目、冒頭の2回転半を決めて波に乗る。女子ではこなせる選手が数少ない、後ろ向きに滑りながらの連続技も滑らか。ラストの1回転半も決めた。2位のマルティノを2・80点差でかわし、男女通じ日本勢初Vをつかんだ。

 作戦勝ちだった。日本代表の津田健太朗・HPコーチ(33)と相談し、通常6回入れる技を5回に減らす策に出た。スタミナ切れで終盤のジャンプが低くなるのを防ぎ、持ち味の高さを最大限に生かすためだ。決断は決勝前日。技が5回の演技は今季一度も取り入れてなく、リスクはある。それでも14~15年季からW杯種目別を2連覇した実績と経験で一発勝負を制した。「(勝因は)他の選手が入れていない技を入れたり、最後まで高さを出して終われたりしたところだと思う」

 HPは、スノーボードでは98年長野五輪から実施されている一方、フリースタイルスキーではソチ大会で正式種目入りしたばかり。トップ勢と他選手の実力差が大きく、ソチ銅で力を証明した小野塚は18年平昌五輪でも優勝候補として期待される。「この時点で来季はもう始まっている。高いところに立ち続けられるよう、しっかり練習していきたい」と自覚をにじませた。

 ◆小野塚 彩那(おのづか・あやな)1988年3月23日、新潟・南魚沼市生まれ。28歳。新潟・湯沢高から専大に進学。2011年からHPのW杯に参戦。13年世界選手権で銅メダルを獲得し、14年ソチ五輪も銅。158センチ、50キロ。

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