小平奈緒、高木美帆ワンツー締め オランダ勢に警戒も「もっと上がる」

2017年11月14日6時0分  スポーツ報知
  • 女子1000メートルで優勝し、2位の高木美帆(左)と表彰台に立つ小平奈緒(右は3位のオランダ・テルモルス=共同)

 ◆W杯スケート ▽女子1000メートル(12日・ヘーレンフェイン)

 【ヘーレンフェイン(オランダ)13日=林直史】スピードスケートのW杯第1戦は12日に閉幕し、日本は女子で金6を含む8個のメダルを獲得した。最終日の女子1000メートルでは小平奈緒(31)=相沢病院=がこの種目で初優勝。高木美帆(23)=日体大助手=も2位に入った。来年2月に平昌五輪を控えるシーズンの国際大会初戦で期待が膨らむ結果となったが、選手やスタッフは強豪のオランダを中心とした海外勢の巻き返しへ警戒を強めた。

 日本女子が平昌五輪シーズンに最高のスタートを切った。出場7レースで優勝が6度。メダル8個はオランダの5個を抑えて最多だった。際立ったのは小平と高木美の活躍だ。日本が五輪でメダルを獲得できていない1000メートルでも小平が1分13秒99、高木美が1分14秒45で、ともに低地での自己ベストを記録してワンツーフィニッシュ。高木美は「日本人同士で上位を取れた。私にとっては刺激を受けることができる存在」と相乗効果を口にした。

 ただ、日本が誇るダブルエースに油断はない。小平は本命の500メートルで2レースとも快勝。1000メートルは初優勝し、W杯通算12勝は岡崎朋美と並ぶ日本女子最多だ。高木美は姉の菜那、佐藤綾乃と組んだ団体追い抜きで世界新記録を樹立。1500メートルも制し、5000メートルも4位。ともに五輪金メダリストら有力選手がそろう中での勝利だが、海外勢について小平は「意図してピークを後半に持ってくる選手もいる」。高木美も「スイッチが入ってないと思う。この大会では判断しきれない」と冷静だった。

 日本スケート連盟の湯田淳スピード強化部長(45)も同様の見方だ。大会後に総括し「女子は五輪のメダルを狙える非常にいい状態にあると再確認できた」と評価。一方で、警戒するのはソチ五輪で計36個のメダルのうち、金8個を含む23個を独占したスケート大国の存在だ。「オランダは間違いなく上げてくる。ソチもそうだったが、2月(平昌五輪)にピークを合わせる取り組みを国としてやっているはず」と指摘した。

 もちろん、今大会にピークを合わせていないのは日本も同じだ。湯田氏は「日本ももっともっと上がる。年間でそういうトレーニングの計画をしている」と自信を見せる。小平も「あまり浮足立ってない。やるべきことがまだたくさんあるので、修正したいところの方が多い」と満足していない。17日からはノルウェーで第2戦に挑み、着実にステップを踏んでいく。

 ◆14年ソチ五輪のオランダ 13年11月のW杯第1戦は男女12レース(500メートルが2本ずつ)で金6を含むメダル13個。ソチ五輪では男女12種目計36個のメダルのうち、金8を含む23個を獲得。日本はW杯第1戦では女子団体追い抜きの銀メダルのみで、本大会では06年トリノ五輪以来のメダルなし。

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