宇野昌磨、日本勢6年連続Vへ!転倒&タイムオーバー減点でも大台超え101・51点

2017年12月8日6時0分  スポーツ報知
  • 競技終了後に舌を出す宇野。SPで2位につけた(カメラ・酒井 悠一)
  • 宇野のSP得点内訳

 ◆フィギュアスケート グランプリ(GP)ファイナル 第1日(7日、ガイシプラザ)

 男子ショートプログラム(SP)は2年連続3位の宇野昌磨(19)=トヨタ自動車=が101・51点で2位につけた。転倒とタイムオーバーがありながら大台超え。地元・名古屋での平昌五輪前哨戦で12年の高橋大輔、13~16年の羽生結弦に続く日本勢6年連続優勝へ、8日のフリーで逆転に挑む。米国のネーサン・チェン(18)が103・32点で首位。

 宇野のキレキレの滑りに、会場の雰囲気は最高潮を迎えた。ノーミスから最後の3回転半。まさかが起きた。着氷で両足が前後に裂けかけて転倒した。「面白いコケ方をしてしまった。着地点がいつもより前過ぎて、自分では降りたつもりが氷がなかった」。演技後はちゃめっ気たっぷりに舌を出し悔しがった。転倒とタイムオーバーで2点減点されながらも100点超え。首位のチェンに1・81点の僅差につけた。

 冒頭の4回転フリップを流れるように着氷した。スケートカナダSP以来の成功だった。「やれることはやってきた。これでできなかったら自分の実力」。2位だったフランス杯は直前のインフルエンザの影響で練習を満足にできなかった。いつも試合前にわき上がるワクワク感はなく、あったのは不安だけ。誰もが認める練習の虫は「自分の支えになっているものは練習なんだな」と改めて気づいた。

 これまではいきなり4回転の練習に入っていたが、基礎に帰った。すべての3回転ジャンプの後ろに3回転トウループをつけた連続ジャンプを何十本も跳び、基本の動きを体に染み込ませた。滑りも安定し、芸術面を表す演技構成点で9点台をそろえ「昨年より上がっているのは自分の手助けになっている」と評価した。

 演技前の6分間練習では、客席から「ショーマ~ガンバ~」の声が飛び続けた。地元・名古屋での開催に「今までで一番温かい声援。みなさんが見守ってくれているような気がした」。自宅からも通えるが、試合モードを維持するためあえてホテル泊を選んだ。「時差調整がない分、他の練習に充てられる」と笑顔で話していたが、やはり朝は苦手だった。6日はホテル出発5分前に関係者の電話で跳び起き「危なかった。髪の毛はボサボサです」と苦笑い。寝癖のついた髪の毛で最終調整した。

 8日のフリーでは3大会ぶりに4種類5本の4回転に挑む。「満足いかない演技ではなかったので、フリーでもこのような演技をしたい」。5連覇がかかっていた羽生は右足首のけがで不在だが、平昌五輪では羽生、チェンと“3強”による金メダル争いが予想される。今大会は日本男子が5連覇中。2年連続3位の舞台で、平昌につながる初優勝を飾る。(高木 恵)

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