小林潤志郎が帰国「心が鍛えられている」…日本勢唯一、W杯全戦でトップ10入り

スポーツ報知
クリスマスツリーを背に笑顔でサムアップする小林潤志郎

 ノルディックスキー・ジャンプ男子の小林潤志郎(26)=雪印メグミルク=、葛西紀明(45)、小林陵侑(21)=ともに土屋ホーム=が19日、欧州から帰国。成田空港経由で新千歳空港に到着した。

 W杯初優勝を飾った開幕戦に続く表彰台を狙った小林潤は、10日のティティゼーノイシュタット大会(ドイツ)で4位。16、17日のエンゲルベルク大会(スイス)の2連戦では、ともに1回目で2位につけながら2回目で順位を落とし、7位と8位。「緊張して焦ってしまった」と悔しさをにじませた。

 それでも開幕から日本勢ではただ1人、全試合でトップ10入り。海外メディアの取材を受ける機会が増えるなど、注目度は高まっている。優勝争いを繰り返すことで「心が鍛えられている」と、自身がメンタル面での成長を実感している。

 年末のジャンプ週間へ向けて「いつかはノリさん(葛西)や(伊東)大貴さんを追い越さないといけない。もっと上を目指していきたい」と小林潤。勢いを加速させ、真のエースを襲名する。(宮崎 亮太)

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