紀平梨花、トリプルアクセル決めた!フリーで「自己ベストと200点を目指す」

スポーツ報知
トリプルアクセルを決める紀平梨花

◆フィギュアスケート全日本選手権第1日▽女子SP(21日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 次世代のエース・紀平梨花(15)=関大KFSC=がトリプルアクセル(3回転半)を決めた。ジュニアではSPにトリプルアクセルを組み込めなかったが、シニア大会の全日本で挑戦に踏み切った。「練習の感じから良かった」。それでも最後の3回転ルッツは2回転になり「今までで一番悔しいルッツ。なんでーって思った」。不満が残る内容も66・74点と自己ベストに迫る高得点で5位につけた。

 7~9日のジュニアGPファイナル(名古屋市)公式練習で首を痛めた。「折れたかと思った(笑い)」と言うほどの激痛で、負傷時には首を左右に動かせなかった。全日本に向け、接骨院では鍼(はり)や電気を使った治療を約2時間。時には痛み止めを飲みギリギリの調整を続けた。23日のフリーにはトリプルアクセル2本を予定。五輪出場には前年の7月1日に15歳以上という規定があり、7月21日生まれの紀平は20日足りない。平昌五輪の出場資格はないが「3回転ルッツのミスを忘れる演技で、自己ベストと200点を目指す」と誓った。(小林 玲花)

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