スマイルジャパン直前合宿を中居正広が激励 最年少18歳・志賀「五輪ってすごいな」

スポーツ報知
シュート練習する志賀葵

 アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」が17日、苫小牧市の白鳥王子アイスアリーナで平昌五輪(2月9日開幕)の直前合宿をスタートさせた。初日は午前、午後の2部練習で調整。チーム最年少の18歳、DF志賀葵(帯広レディース)は「ピークをここに持ってきた。動きは悪くない」と充実の表情で汗を拭った。

 パワフルになって戻ってきた。志賀は五輪出場を決めた昨年2月の最終予選で、フィジカル不足を理由に落選。「悔しかった」。未経験だった筋力トレーニングを取り入れ、毎週4日、1日2時間近く肉体をいじめ抜いた。ベンチプレスは30キロから50キロ、一度もできなかった懸垂は10回できるようになり、山中武司監督(46)に「外国人との1対1でも抑える力を付けた」と言わしめた。

 この日はTBS系の中継キャスターを務めるタレントの中居正広(45)が激励に駆けつけた。「五輪ってすごいな、と。周りにも応援してもらっている。頑張らないといけない」と志賀の気持ちはさらに引き締まった。

 24日からは東京でチェコ、ドイツとの壮行試合が控える。「貪欲に、引かないで戦いたい」。スマイルジャパンの未来を担う18歳が成長した姿を見せつける。(宮崎 亮太)

 ◆志賀 葵(しが・あおい)1999年7月4日、旭川市生まれ。18歳。小学2年でアイスホッケーを始める。帯広三条高1年の時に日本代表初招集。高校ではソフトボール部に所属していた。165センチ、54キロ。家族は父と妹。

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