高梨沙羅、216・0点で4位 首位と今季最大44・9点差

スポーツ報知
2回目のジャンプを終え、次の選手のジャンプを見つめる高梨沙羅

◆ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯

 個人第7戦(HS102メートル、K点95メートル)が19日、山形・クラレ蔵王シャンツェで行われ、昨季個人総合女王の高梨沙羅(21)=クラレ=は93・5メートル、93メートルの合計216・0点で4位だった。

 シュリーレンツァウアー(オーストリア)を抜いてW杯男女歴代単独最多となる54勝はお預け。昨季から続くW杯未勝利も、自己ワーストの8に伸びた。優勝した今季個人総合女王のルンビ(ノルウェー)とは、今季最大の44・9点差、飛距離にして22メートルの大差。171センチの長身を生かし、男子選手ばりにパワフルな飛躍を続けるライバルに「やっぱり別格だと思った。テイクオフのインパクトもそうだし、マキシマム(最高到達点)までのスピードも速いから、後半また一段伸びる」と脱帽するしかなかった。

 20日には団体第2戦が同地で開催される。日本が2連勝を狙う団体戦で優勝を味わい、個人戦での復調につなげたい。「周りのチームのみんなと力を合わせてやりたい。出た反省を生かして、足を引っ張らないように頑張らないと」と沙羅。この日詰めかけた3002人は、日本勢が全員表彰台を逃しても、最後まで温かい拍手を送り続けた。観客の声援に、結果で応えたい。

スポーツ

×