アイホ娘、五輪壮行会で抱負「パワーや勇気与える結果を」

スポーツ報知
苫小牧市のご当地キャラ「とまチョップ」(右)からの激励に笑顔を見せるスマイルジャパンの選手

 平昌五輪に出場するアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」の壮行会が19日、苫小牧市役所で行われた。代表に大沢ちほ主将(25)=道路建設ペリグリン=ら苫小牧ゆかりの選手が10人選出されており、会場には約250人が駆けつけた。夕方からは駒大苫小牧高の男子アイスホッケー部と練習試合を行い、調整を図った。

 市民の温かい拍手に迎えられ、スマイルジャパンが壮行会に臨んだ。選手を代表して大沢が「昨年2月の最終予選ではたくさんのパワーをもらった。今度は皆さんにパワーや勇気を与える結果を残したいと思っている」と抱負を口にした。

 苫小牧市は来月10日の初戦スウェーデン戦から全3試合、白鳥王子アイスアリーナでパブリック・ビューイングを開き、苫小牧の地からも声援を届ける。母校・苫小牧南高の生徒から寄せ書きと花束を受け取った山中武司監督(46)は「目標はメダル獲得。彼女たちの最高のスマイルで日本を盛りあげる明るいニュースを届けたい」と意気込んだ。

 今合宿は22日に打ち上げ、東京に移動後の24日からはドイツ、チェコとの壮行試合を計4試合行い、最終調整を進めていく。(宮崎 亮太)

 ◆練習試合敗戦も攻撃には及第点

 夕方から行った駒大苫小牧高男子アイスホッケー部との練習試合は0―6で敗れた。スピードとフィジカルで勝る“仮想欧米勢”に屈したが、山中監督は「結果は負けたけれど、中盤までは、つなぐ攻撃などやりたいことはできた」と及第点を与えた。FW大沢主将は「五輪のメダルを目指してやっている。残り3週間、調整して状態を上げていくだけ」と口元を引き締めた。

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